ラブハンター
そんな俺と白咲を見かねたルカが涼しい顔して押したインターホン。



「はい、どちら様でしょう」

「朝比奈 陽の学校の友達ですけど。会わせてください」

「坊ちゃんのご友人ですか!!ただいまお開けいたします!!」



優しそうな男の声。



ってかルカ…。



度胸あんな…。



「会わせてくれるみたいだね」

「先輩って怖いもの知らずぅ~…」

「悪いことしてるわけじゃないから」

「そうですけど…」



自動で開いたドアから中に入った。



俺たち庶民には想像もできないような豪邸。



コメディとかで見るような、本当にすごい屋敷…。



陽んちがどれほど金持ちかってことを物語ってる。



玄関が開き、顔を出したのは初老の男性。



「ようこそいらっしゃいました」

「陽は…」

「坊ちゃんは自室におりますので、ご案内いたします」



マジで執事とか!?



超すげー…。



家の中に入ったら、頭がおかしくなりそうになった。



< 225 / 340 >

この作品をシェア

pagetop