ラブハンター
大丈夫かよ…。



「眩しい…」

「坊ちゃん、ご友人がお見えですよ」

「友人…?」



目を開けた陽がムクッと起き上がり、白咲一直線。



動揺する白咲を気にもせず、そのままギュ~っと抱きしめた。



「スミレだぁ~…」

「お茶をお持ちしますね」

「うん」



あの…俺たちは無視?



って、白咲しか見えてないんじゃ…。



「よ、陽ちゃん…」

「あっ、悠大と斎藤」

「先輩たちが連れてきてくれたの!!」

「ありがと~。適当に座って?」



陽は陽だった。



変わってない。



いつもの部屋着姿ではなく、シャツにネクタイにベスト。



そして細身のパンツ…。



何着ても似合うけど、陽がちゃんとしてる…。



「今日何日?」

「お前が家出てってから11日目」

「そんなに!?あっ、風呂入ってなかった…。シャワー浴びてくる!!」



引きこもって勉強してたのか!?



何があったんだ、陽に…。



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