ラブハンター
部屋に着いてるバスルームに走ってってしまい、しばらくするとさっきの執事さんがお茶とケーキを運んできた。



「ゆっくりしていってくださいね」



なんて言われて。



ん~、ゆっくりしたいけど落ち着かない…。



「超気持ちよかった~」

「陽ちゃん…学校来ないの?」

「ん?忘れてた。あれ?俺、何でここにいんの?」



オイオイ、お前が実家に自ら帰ったんだろ…。



マジで大丈夫か?



ソファーに座る白咲を自分の隣に引っ張った陽は記憶をたどってるようだ。



「あっ、そうだった。俺、この家継ぐことにしたんだ」

「「えぇぇぇっ!?」」

「で、父親にテストでいい点数取んなかったら転校させるって言われて、ムカついて…そのままズット勉強してたんだ!!」

「だ、大丈夫?」

「大丈夫~。今日おうちに帰る」

「心配で…うぅぅぅ~…バカ陽ちゃん!!」

「ごめんごめん、来てくれてありがと、スミレ」



俺たち、邪魔?



よし、帰ろう。



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