ラブハンター

ケント

【ケント】



夜中にマルが俺の布団に潜り込み、一緒に寝てる。



目が覚めると、マルも一緒に起きてリビングへ。



「目玉焼きはケチャップだ」

「醤油だから」

「ならスクランブルエッグは?」

「塩」

「ケチャップだろ~!!」



朝からうるせぇ。



陽がうるせぇ。



何で戻って来たんだよ。



「ケントは目玉焼きになにかける?」

「なんでもいい」

「相変わらず無愛想だな~」



うるせぇからリビングからバスルームへ。



悠大は朝も早くて、いちばん先に支度を終える。



毎回陽に占領されてたバスルームが、最近は俺の時間ができるようになった。



パーマかけたら楽になったらしい。



朝はシャワーを浴びなきゃ目が覚めなくて、毎日シャワーを浴びる。



さっぱりしたらメシだ。



「なんだよ、この荷物…」

「明日から合宿なんスよ」

「あっそ…」

「朝、静かになりますね~」

「ん」



最高だ。



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