ラブハンター
だけど今回は卒業までの2年はここ。



大学とか就職もここでしたら、俺はこの先もこの地にいれる。



恋とか友情とか、やっと解禁って感じなのに。



友達すら微妙にできてない。



「陽って、同居人?」

「ん~?」

「友達?」

「俺、悠大のことオトモダチだと思ってっけど」



やっぱり俺は陽が好きだ。



明るくて、バカで、チャラいけど。



「俺と陽って、タイプ違うじゃん」

「関係あんの?そういう枠って。俺的に、一緒にいて楽しければそれでいい」

「じゃ、陽は俺といて楽しいのか」

「楽しい!!ダンス、マジハマるし~」



照れる。



ストレートな陽の言葉は、今までの俺が求めていたもの。



ここに来てよかった…。



「休憩終わり」

「キツいっス、師匠」

「ダメダメ陽。体力なさ過ぎ。ついでにヒョロい」

「お前、なにげに毒舌だな…」



どうだろ。



思ったことは言ってしまうかも。



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