ラブハンター
どうせヒマだろうし、名前だけ借りるなら文句は言われないだろう。



いや、怒られるかも…。



「ナッキー、6人集めたから部室くれ!!」

「マジで集めたのかよ…。じゃ、数日待て。すぐに結論は出せないから」



えぇぇぇ~…。



明日から活動!!とか、そんなもんだと思ってたのに…。



「杉田は残ってこれに活動目標と、活動計画書いてけよ~」

「目標!?」

「県大会出場とか、全国制覇とか」

「はい…?楽しいからじゃダメですか?」

「ダメだな。高校生らしい理由がなきゃ活動は認められないと思うぞ」



陽が逃げてしまい、残ってひとりで考えた。



マジメな理由か…。



「ルカ~…」

「なに?」



電話で助けを求めた。



ルカなら何とかしてくれたりしないかと。



「音楽と共に体を動かし、健康で強靱な体を作る。若く、有り余る体力を有効に使用する」

「マジか!!まともっぽい!!」

「目標は文化祭とかでいいんじゃない?軽音部とか、手芸部もメインは文化祭だし」



よし、提出!!



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