ラブハンター
ケントより優位に立った気分だ。



「避妊しなさいね~」

「うっせ…」

「じゃあいらねぇのかよ」

「いる…」

「はい、焦らずがんばれよ~」



照れたように頭をかいたケントは、そのままなにも言わず自分の部屋に入ってった。



変な感じ~。



ケントを応援したいなんて、俺も大人になったもんだ。



じゃ、俺はスミレとイチャイチャしよ。



「陽ちゃ~ん!!バスボム見つけた!!」

「いい匂いじゃん」

「シュワシュワ~!!」



ローズっぽい匂いの湯船。



さっきは透明だったのに、今はほんのりピンク。



長い髪をまとめてるスミレに欲情。



「今からスミレのこと食べちゃうけど」

「イヤだって言ったら?」

「当たり前、却下でしょうね」

「だったら聞かなくていいです…」

「なら遠慮なく」

「お風呂はヤダよぉ…」



ベッドならいいんだな!?



よし、早めに出よ。



バスタオルでカラダを拭いて、ベッド直行。



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