ラブハンター
あまり声をかけられない。



余裕がなくなる。



テクだけは磨いてきたからね、スミレ。



「もぅ…やぁ…」

「顔隠さないでよ」

「おかしくなったら…恥ずかしいよぉ…」



スミレってなんでこんなにカワイイんだろ…。



どうしよう…。



カワイすぎてめちゃくちゃにしたい。



好きな女はやっぱり気持ちいい…。



毎回そうやって恥ずかしがって、だけど俺に手を伸ばして。



すげーカワイイよ…。



「陽ちゃんっ…」

「どうした?」

「チュー…」



何でも望みを叶えてやりたい。



全部俺で埋め尽くして…。



スミレの全部を奪いたい。



熱いカラダを冷ますように窓を開け、ぐったりしてるスミレを見つめる。



今にも寝そうで、目がちゃんと開いてない…。



「喉カラカラ…」

「水飲む?」

「ん…」



小さな冷蔵庫にあった水を渡した。



うまく飲めてないとこもまたカワイイ…。



「飲ませてあげる」

「だ、大丈夫っ…」



もちろん口移しで。



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