ラブハンター
写メ撮って帰ろう…。



千里の寝顔を激写し、家に帰った。



「肉だ…」

「鶏肉、トマトソースで煮込んでみました」

「悠大のメシ?味あんの?」

「失礼だなぁ~。食わないなら俺が食いますよ」

「いやいや、食うよ」



みんな俺が活躍するのを期待してるんだとか。



がんばらなきゃ。



メシのおかげか、それとも俺の練習成果かはわからない。



体重増えてるのにカラダは軽い。



よし、寝る!!



千里の寝顔画像を見てから布団に入った。



朝に走るのはしばらくやめてた。



また走り出す。



5時に目覚め、静かな家を出る。



悠大がダンスの時に使う曲を聞きながら5キロ。



いい汗かいたぁ~!!



「陽、起きろ~い」

「んなぁ!?」

「よっさんがメシできたってよ」

「味噌汁!?」

「たぶんな~」



大学は本当にどうでもいい。



やめてもいいくらい。



両親は、俺がサッカーをまた始めることに涙を流して喜んでくれた。



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