ラブハンター
今は悠大と踊ってんのが楽しいし。



合コンなんか行かなくても女に困ってねぇから。



その日、夜に悠大と公園でダンス。



マジで楽しい時間だけど、俺は悠大ほど体力があるわけじゃない。



「ギブ~…」

「ヤベっ、飲み干した。水買ってくる。陽、なんかいる?」

「甘いのを俺に~…」

「了解」



悠大、かっけぇ…。



学校では無口に近くて、人と接するのがあまりうまくないらしい。



クールだとか言われてるけど、実際どこがクールだよ。



話しかけりゃ、ちゃんと返事は来るし。



ダンスしながら楽しそうに笑う。



まぁ、言葉はキツいとこもあるけど、悠大はいいヤツだと思う。



「ん、甘いの」

「生き返る~…」

「なぁ、陽って…友達多いよな?」

「まぁ、広く浅いけど」

「わかんねぇ、人付き合い…。どうすりゃいい?」

「俺的に、言葉が足りないと思うけど。この前も女フったじゃん?もっと言い方考えたらいい」

「わかんね…。周りがお前みたいなのだと楽なのに…」



なんだソレ。



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