ラブハンター
次の日、授業をサボって保健室。



「一緒に寝てあげる~」

「マジでぇ?ヤバいね、それ。ムラムラしちゃうよ僕」

「やだぁ、ここ学校だよ~」



やっぱり俺にはこういうのが合ってる。



お互い本気にならない遊び。



それでいい。



なのに、保健室を出た俺の前に白咲 スミレが現れた。



「が、頑張ってみました…」



スカートが短くて、髪も金髪になってる。



つけまつげとか、似合わないからね。



「カワイくなりました?」



素の方がカワイイって。



なんなんだよ、お前。



無性にムカついて、腕を引っ張って近くにあった男子トイレに連れ込んだ。



個室にカギをかけて。



「ぜんぜん似合ってねぇよ…」

「でも好きなんですよね?ギャル」

「好きじゃねぇよ。俺のために…そんなことすんな」

「どうして怒るんですか!!あたしの努力はあたしの自由です!!」

「わかった、お前もその他大勢のひとりにしてやるよ」

「やっ…だっ!!」



うるせぇ!!



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