ラブハンター
また部屋で段ボールをまとめたり、布団を敷いたり。



一通り片づけも済んだ時、部屋がノックされた。



「メシにすっから」

「あっ、はい」



服を着ているよっさんに呼ばれてリビングへ。



寿司っ!!



マジで歓迎会!?



ソファーには陽とあとふたり。



背が高くて短髪で、青い目のヤツ。



「悠大、こっちケント。ちなみに高3」

「あっ、悠大です」



怖いんですけど。



なんか…威圧感たっぷり…。



もうひとりはマジメそうな爽やかくん。



「こっちが尚くん」

「尚道っつーの。大学生で、バイトばっかりだから。隣の部屋よろしく~」



この人が隣人か。



ニコニコしてて超いい人そう。



「全員そろったってことで、メシにすっか」

「よっさん、自己紹介してないでしょ」

「したよな?」



首を横に振るしかなくて。



本名知らないから。



「俺、良之っての。仕事であんまりいねぇけど一応家主。お前もよっさんでいいよ」



よっさん…。



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