ラブハンター
だけど悠大が選んだのは、結構爽やかで。



俺なら無難にTシャツとか選んでた…。



「うわぁ~、ケントさん、服ちょうだい?カッケー」

「好きなの持ってけ」

「マジ?嬉しい」



悠大に数着服をやり、悠大が選んだ服を畳んで置いといた。



動物園行って…メシとかどうすりゃいいんだ…。



モヤモヤしたまま過ごし、デート前日。



陽がソファーで猫と遊んでる。



聞くなら今しかねぇ…。



「お前…女とメシ食うなら何食う?」

「女と?まぁ、無難にファミレスとか?」

「ファミレス…」

「ラーメンとか、初デートならなし。キメてぇなら少し高めんとこ~」



ファミレスか…。



アイツは何が好きなんだろう。



どうすりゃいいのか、さっぱりわかんねぇ…。



「なに?まさかケントがデート?」

「…………」

「あのね、俺も今めっちゃ悩んでんだよね~」

「お前の話はどうだっていい」

「冷てぇ~。悠ちゃんど踊りにいこ~」



今日、寝れるだろうか…。



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