ラブハンター

【陽】



楽しいこと大好き、女の子大好き、気持ちいいこと大好き。



未来なんか特に見据えてない俺、16歳。



「陽、起きて学校行け~」

「尚くん…腹減った…」

「まず目を開けろ。今日は悠大連れてってやんだろ?」



そうだった!!



昨日、このシェアハウスに引っ越してきたタメの悠大。



黒髪のイケメン。



今日から同じ学校に通うから、道案内も兼ねて一緒に行く約束をしてたんだ。



毎日俺を起こすのは、兄貴的役割の尚くん。



体育会系の爽やかくん。



尚くんに起こされ、リビングに行くと悠大が制服に着替えてメシを食ってた。



朝だけは毎日、家主であるよっさんが作ってくれる。



よっさんはオヤジ的役割。



俺はよっさんが大好きだ。



「メシ~!!」

「メシの前に着替えて髪やって来い。ケント起きたらバスルーム使えねぇぞ」

「腹減ったよぉ~…」

「陽、時間かかんだろ」



仕方なくバスルームを占領。



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