ラブハンター
アイツはマジメそうだし、カッコイイし。



悠大、紹介してやろう。



「なんて言われても諦めません」



そう言って走って逃げた白咲。



家に帰り、悠大が帰宅するのをひたすら待った。



メシ当番なのに帰って来ない悠大。



電話しても出なくて、外は雨。



むしょうにイヤな予感がした。



0時を回る頃、部屋に鳴り響いたインターホン。



急いでドアを開けると、ずぶ濡れで血まみれの悠大が玄関先に座り込んでいた。



なにが…。



「悠大っ!!」

「死ぬっ…かも…」

「ケントっ!!よっさん!!」



慌てて呼んだふたりはバタバタとやってきて、その光景を見るなり救急車を呼んだ。



ケントが救急車に乗り、俺とよっさんが車で病院に向かう。



尚道はまだ帰ってきてない。



何があったんだ、悠大…。



「心当たりねぇか?」

「心当たり…」



友達とはうまくいってたはずだし…。



どっかで絡まれた?



それにしちゃやりすぎな感じがっ…?



まさかっ!!



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