ラブハンター
そんな悠大、転校初日で騒がれてた。



クラスは違うけど、噂は聞こえてくる。



「正統派イケメンって感じだったぁ!!」

「俺は?」

「陽ちゃんはチャラいイケメン」

「そんなにチャラい?」

「チャラいよ。でも超カッコイイ~!!」

「カワイイこと言うね。チューしよ~」



俺は遊んでるくらいがちょうどいい。



本気で女は好きになりたくない。



ってか、一生なんねぇけど。



「大好き、陽ちゃん…」

「俺も女の子大好き」

「あたし限定じゃないのぉ?」



勘違いすんなよ。



カラダだけでいいんだよ。



カラダだけ、大好き。



セフレなんか山のようにいる。



この学校の1クラス分は食い散らかした。



誰にも本気にならない。



誰のものにもならない。



それが俺。



「女の子はみんな大好き」

「最低、陽ちゃん」

「そんな俺がいいんでしょ?」

「そうだけど!!」



女なんてみんな同じ。



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