ずっと大好き…この恋は秘密 …



…学校行かなきゃ


カーテンも開けてない部屋で
みのりはただぼーっとしていた。


朝ご飯は食べずに
制服に着替えて部屋を出ようとした時

部屋の隅に置かれた紙袋が目に入った。





…ジャージ

持って帰ってきちゃったけど…



…あたしが持ってていいんだよね?


だって…


あの後いくら待ってもメールの返事は来なかった…




『もうおしまい』

きっと…

浅井さんからのメッセージ…



安心して…




返すのを口実に会いに行ったりしないから…


もう…


期待してないから…







みのりはジャージから目を逸らして部屋を出た。


家を出ると

太陽が暖かい光を落としていた。





…まぶしい




昨日、
よく眠れなかったみのりが

太陽の光の強さを少しうっとおしく感じながら自転車に乗った。



いつも通り学校に向かう自分が

なんだかやりきれなかった。





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