ずっと大好き…この恋は秘密 …
キス…
「…佐倉、やだ?」
浅井の言葉にみのりが首を横に振った。
「…やじゃないです。
けど、ちょっとドキドキしすぎちゃって…
これ以上するとなんか…
だから今日はもう…」
浅井がうつむいたみのりの首のあたりを触る。
耳の後ろのあたりから首に軽く触れて
少し笑った。
「ホントだ(笑)
すげぇドキドキしてる」
直接確認されて、
なんだか恥ずかしくなったみのりが
浅井の胸を押し、少し膨れて浅井を見上げた。
「…でもここ病院だから
…なんとかなるだろ」
「…え?」
そう言うと
浅井が首に触れていた手を顎に移し…
みのりの唇を塞いだ。
「…っ」
あまりの突然なキスに
目もつぶれなかったみのりだったが
目の前の浅井の姿に…
ゆっくりと目をつぶった。
浅井が触れていただけの唇を少し離して目を開けると
しっかりと目を閉じているみのりの姿があって…
緊張のせいか、きつく閉じてまつげが震えている。
そんな姿に浅井が笑った。
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