ずっと大好き…この恋は秘密 …


「ふぅん…

圭司くんね…」




…浅井さん


もしかして…



でもあたしの自惚れ…?





まだ不機嫌そうな浅井の背中に

みのりが戸惑いながら聞く。



「…浅井さんやきもち?」



みのりの言葉に…

浅井は返事をしなかった。





…うそ

ほんとに…?






浅井の不機嫌な態度がうれしくて
みのりが笑みをこぼす。





突然


浅井が繋いでいた手を引っ張り…



みのりの体を引き寄せた。




ドキドキするのも追いつかないほどすぐに唇が重なって…



触れていた唇が離れてからやっと目の前にいる浅井にドキドキした。



突然のキスにわけがわからず
顔を赤くさせたみのりを浅井が見つめて…



「…ニヤニヤしてんなよ」

とふてくされたように言うと


またみのりの手を引いて歩き出す。




みのりは赤い顔を片手で隠しながら

浅井の後ろを黙って歩いた。






繋いだ手に

初めてのやきもちに


にやけてしまう顔を隠しながら…






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