ずっと大好き…この恋は秘密 …

「とりあえず退院したらケータイ買いに行かなきゃな。

佐倉のケータイ貸して」


浅井の声にハッとして

みのりはカバンからケータイを取り出し浅井に渡した。


「ありがと」



一目見てすぐ返した浅井を
みのりが不思議そうに見た。



「…なんですか？」


「ん？

一緒の会社のにしようと思ってさ。

そうすれば割引とか色々あるし」





…それって





「みのりちゃん、遼兄の番号着拒しときなよ。

弟可愛がれないような兄貴なんてろくな男じゃないよ」


浅井の無言の攻撃が悟の頭に落ちて

悟は頭を抱えた。







…退院したって大丈夫だよね？



だって

教習所卒業した時とは違うもん。




…まだ自信もって恋人なんて言えないけど


両想いとか…言えないけど


きっと大丈夫…




浅井さんの優しい笑顔を
信じられるから…








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