ずっと大好き…この恋は秘密 …



18時5分前みのりは家の近くの駐車場で悟を待っていた。




…なんか大荷物になっちゃった


ってゆうか、ケーキとかって悟くん買っちゃったかな?!





色々な不安がみのりの頭をぐるぐる回り始めた頃、

悟の車がみのりの目の前に止まった。


「お待たせ~」


窓を開けて悟が笑顔を見せる。


悟の笑顔になんだか不安も軽くなってみのりも笑顔を返して助手席に乗り込んだ。


「実は今日みのりちゃんが行くことは内緒にしてるんだ~」


「えぇ?!」



ニヤニヤしながら言う悟の言葉にみのりはびっくりして悟の顔を見た。


「びっくりするだろうな、遼兄(笑)」


ウキウキする悟の隣でみのりは一人ものすごい緊張に襲われていた。




…内緒って


浅井さんは…

急にあたしが行って喜んでくれるのかな…


なんか…恐い。


浅井さんの反応が


恐い…



突然家に行くなんてずうずうしいって思われないかな…


呼ばれてもいないのに…





「…悟くん、あたしやっぱり行かないほうが」


「あ、ここだよ。

遼兄のアパート。


…さっき何か言いかけた?」


みのりの目に映ったのはアパートというよりはマンションといったほうが
しっくりくるような建物だった。


濃いグレーの色の3階建ての建物はなんだかとても落ち着いた雰囲気で浅井のイメージに合っているような気がした。


「みのりちゃん?」


「あ、うん」


悟に促されてみのりは車から降りた。




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