ずっと大好き…この恋は秘密 …


「遼兄…

も…だめ…眠い」


21時を過ぎたところで悟がフラフラになりながらテーブルに突っ伏した。


みのりのケーキも『うまいっ!』と喜んで食べて

ピザも1人で1枚食べて…


缶ビールを4本開けて騒ぎ終わったところで悟が言うと

浅井が呆れたようにため息をつく。




「飲み過ぎなんだよ。

…ベッド使っていいから寝ろっ」


悟は浅井に支えられながら寝室らしい部屋に連れていかれた。






…悟くん寝ちゃったら

浅井さんと2人っきりだよね?



どうしよう…

緊張しちゃうよ…





なんとなくソファにはいずらくて

使った食器を洗っていると
悟を運び終えた浅井が部屋に戻ってきた。



「まったく…

あいつは本当に子供だよな(笑)

食うだけ食って疲れたら寝るんだから…」


「でもすごくいい人ですよね。

なんか一緒にいると安心できるし」


食器を洗うみのりの横に浅井が立ち、洗った食器を拭いていく。





…こうゆうふうに家事手伝ってくれる男の人っていいなぁ


しかもさりげないし…



ホント浅井さんって

あたしの『理想』…



というよりは…

あたしの『理想』が浅井さんに近づいてるだけかも…



…こんなに好きになってどうするんだろ



きっと…

つらいだけなのに…






「悟みたいのが佐倉の好きなタイプ?」



突然聞かれた質問に

みのりが洗ってたお皿を落とした。



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