ずっと大好き…この恋は秘密 …
「やきもち…?」
「…佐倉が
悟の事ほめるから…」
みのりを見つめていた浅井が
何も言わないみのりから視線を外す。
「つぅか…
悟も『みのりちゃん』とか名前で呼びやがって…」
まるで子供みたいにぶつぶつ文句を言う浅井を見て
みのりに新しい感情が生まれる。
みのりが少し照れたように笑って
浅井を見つめた。
「…なんだよ」
怒ったような顔でみのりを見る浅井にみのりが笑いながら言う。
「…子供みたい(笑)」
「うるせぇ(笑)」
浅井さん、
どうしよう…
また好きが増えちゃったよ…
浅井さんのやきもちはうれしくて…
うれしすぎて…
すごくうれしいのに
でも同じくらい苦しくなった。
変だよね…
うれしいのに胸が痛いなんて…
変だよね…
好きでいるだけなのに苦しいなんて…
浅井さん
浅井さんも同じ気持ちだって思ってもいいの?
あたしが浅井さんを思う10分の1でもいいから…
浅井さんの心の中に
あたしの居場所があって欲しいと願うのは
いけないことなのかな…
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