ずっと大好き…この恋は秘密 …
今だって
浅井さんといるのはドキドキするし楽しい。
浅井さんを好きな気持ちは変わらない。
それどころか
どんどん大きくなって…
限りを知らない。
『大好き』
そんな言葉じゃ表しきれない。
当てはまる言葉が見つからないくらい…
大好きで…
なのに前とどこか違うのは…
あたしの独占欲のせい。
浅井さんを独り占めしたい。
そんな事を思い始めてしまったから…
こんなあたしを知ったら
浅井さんは幻滅するのかな…
こんな汚いあたし…
浅井さんには知られたくない。
だから
なるべく浅井さんの言葉を聞き流す。
うっかり期待しないように…
あたしの本音の言葉が
浅井さんを傷つけないように…
浅井さんの優しさが
心まで入ってこないように…
これ以上…
好きにならないように。
心にふたをする。
この想いの結末が…
もうわかってるから…
最初からわかってたのに…
大きくなりすぎた想いは
まるでパンパンの風船みたいに
少しの振動でも割れてしまいそうで…
そんな想いを抱えて1人で歩くのは…
もう
限界…
誰か助けて―――…
.