ずっと大好き…この恋は秘密 …
幸せすぎて…
―――…
「…あれ?」
気がつくとベッドに寝ていた。
小さなライトがオレンジ色に光っている。
浅井さんのベッド…
浅井の匂いのするベッドに顔を押し付けてみる。
…いい匂い。
あたしの落ち着く匂い…
って…
あたし…変態だな(笑)
浅井さんに絶対にからかわれそう…
浅井さんは…どこだろう…
隣にも見回しても浅井の姿はなく
みのりはリビングへ向かった。
なんだか体がふわふわしていて歩きにくい。
リビングに行く途中、
シャワーの音に気づきお風呂の前で足を止める。
脱衣場をそぉっと覗くと浅井の着ていた服があって少し安心した。
…なんであたし寝てたんだろ…
日本酒で酔った…?
でも今まで寝ちゃうほど酔ったことなんてないのに…
寝た記憶すらないし…
働かない頭を押さえながらベッドに戻る。
浅井さんのベッドふかふか…
気持ちいい…
ひんやりしたベッドが火照った体に気持ちよくてゴロンと寝返りを打つ。
ふと窓際のテーブルが目に入った。
テーブルの上にタバコが置いてあるのを見て
みのりが笑みをこぼした。
…やっぱり吸ってない。
雪だるまのおまけのために買ってくれたタバコが手つかずのままテーブルに置かれていた。
ふらつく足でテーブルに近づきタバコを手に取る。
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