ずっと大好き…この恋は秘密 …


おそろいのお守りが

浅井さんとあたしを結びつけてくれてる気がした。


浅井さんが朝5時起きで片道3時間かけて買ってきてくれたお守り。


効き目がないわけないよ…









その夜浅井から慌てた電話がかかってきた。


「なんか朝出た時と部屋が微妙に違うんだよなぁ…

違和感があるんだよ。


寝室にあったタバコもなくなってるし…

みのり持って帰ってないよな?」


本気でわからない様子の浅井に

悩んでた自分がばかばかしくなって笑った。


「ポルターガイストじゃない?」


「…みのり明日から泊まりに来いよ。


つぅか…

やべぇ…今日眠れねぇ…」



怖がる浅井が可愛くて…

何度もからかった。



ケータイの雪だるまが

今日はやけに目に入る。



何かを意味しているようで…

これから訪れる波乱を伝えてきているようで…




知らないふりをした。



ボタン変わり埋め込まれている青い石が

冷たく光った。



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