ずっと大好き…この恋は秘密 …



水曜日に…

本当に何らかの決着がつくのかな…


あたしは話すことなんてないけど…


きっと沙紀さんだってないはず…





…あたしを責め立てたいのかな。


『ふざけないで』って…


でも…

最初こそ色々言われたけど
沙紀さんは多分そんな人じゃない。



最初の時だって気まずそうに話してたし…


じゃあなんなんだろう…


きっと離婚する気にはなってないんだろうし…


ってゆうか沙紀さんと教習所で会う事
浅井さんに言った方がいいのかな?


でも言ってこれ見よがしにあたしの味方になってもらうのも…


正直気が引ける。



今更遠慮してたって仕方ないけど…

だけどここで浅井さんを呼ぶのは…卑怯だ。


浅井さんがいたら…

多分沙紀さんは本音を言わない。




あたしが本音を聞いたところでどうしょうもないけど…

聞かなきゃ始まらない。







みのりの口から大きなため息が漏れた。


ふと浅井から借りっぱなしになっているジャージが目に入った。


『今度うち来る時に…』




そうだ…


沙紀さんとの事をはっきりしない限り

浅井さんの部屋にも行けない…


いい加減もうごまかせない。




だけど…

あの部屋は浅井さんの部屋だけど沙紀さんの部屋でもある…






わがままだけど…




嫌なの…






沙紀さんとの思い出が詰まった部屋には…


入りたくない。






浅井さんが好きだから…







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