ずっと大好き…この恋は秘密 …



「はい…

わかります」




お昼の告白と同じくらいの緊張がみのりを襲う。



『別に用じゃないんだけど…

どうしてるかと思って…』




浅井の言葉がみのりの胸を締め付ける。





…心配してくれてたって事?






「…浅井さんの事考えてました」



一度伝わってる気持ちが

みのりを素直にさせた。



『…おまえなぁ(笑)』


みのりの言葉に

浅井は少し照れて笑ってるようだった。



表情の見えない電話は

少しじれったい。




『…でもうれしかったよ、気持ち』





浅井がなんで電話をくれたのかはわからなかった。



でも

理由なんてどうでもよかった。






今話せている事が


どうしょうもなくうれしかった。






.
< 53 / 475 >

この作品をシェア

pagetop