ずっと大好き…この恋は秘密 …



みのりは浅井にメールした後

祐にメールを打った。



ポチポチっという
ケータイのボタンを押す音が

テレビもついていない部屋に響く。



『祐ちゃん!

浅井さんの名前わかったよ。

“遼太”だって!』



送信してケータイを閉じると

今度は時計の秒針の音が部屋に聞こえる。












一週間前の出来事…


夜、浅井から電話があった事を


3日前に祐に報告した。




いつものように誰もいない図書館で。



終わった宿題をカモフラージュに。



管理のおばさんに聞こえないように小声で話した。







祐の反応は…


びっくりして…




その後、真面目な顔をしてみのりに聞いた。



「…みのりは嬉しかったんだよね?」



少し黙った後、うなづいたみのりを見て



「よかったね」


と、笑って言った。




.
< 64 / 475 >

この作品をシェア

pagetop