ずっと大好き…この恋は秘密 …


お風呂からあがると
メールが届いてることを
ケータイのランプが知らせていた。



祐からだと思い、
みのりがケータイを開き受信ボックスを開く。





え…





未開封の2通のメールに…

みのりの目が奪われる。





受信メールに

『祐ちゃん』と…


『浅井さん』の文字―――…




みのりはゆっくりと
浅井からのメールを開いた。



from.浅井さん
sub.
―――――――――――

ちゃんとメールきたよ。

メールしてきていいよ。

…あまり返せないかもしれないけど。


じゃあ、おやすみ。


―――――――――――





たったそれだけの文章が…


うれしくてうれしくて…




みのりは何度も何度も
浅井からのメールを読み直した。



初めての浅井からのメール…


ドキドキする心臓…



少し震える指先で

浅井のメールを保存した。







そして、思い出したかのように

もう一つのメールを開く。



from.祐ちゃん
sub.よかったね♪
―――――――――――

そっか〜、
ずっと疑問だったもんね。

直接教えてもらえたの?
よかったね!


―――――――――――



祐からのメールを見て

みのりはベットにうつ伏せになった。




うれしい気持ちと

罪悪感がみのりの中で入り混じる。







うれしいに決まってる…




でも…




浅井さんは…



『結婚してる人』―――…






誰か


あたしを止めて…











増えていく『好き』が

みのりを不安を荒立たせていた。








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