夢で逢えたら

月の小舟

月の小船を浮かべよう

波の音をメロディにして

幻想と夢の中

君に逢いに行こう

静かに流れる時の中で

風と手を繋ぐ

僕は迷わない・・・





散りばめられた星の涙は

一面に咲く花の雫になり

月明りに照らされて

キラキラと輝くから

両手一杯集めて

君に贈ろう・・・





熱くなる僕の感情

うつむく君の髪にキスをする

月夜はやがて朝靄の中で

溶けていく。溶けていく。

霧に煙る水面

ゆっくりと目覚める君・・・




そして

姿のない僕を探して

君は また夜を待つ・・・

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