どスケベなアイツ
「そろそろ時間じゃない?」


「わっ、ホントだ。」


ベッド脇に置いてある目覚まし時計を見ると、出掛ける時間になっていた。


「このスカート短くない?」


膝上10センチのミニスカを鏡に写す。


何か、初めて逢うのに、ミニスカって、いかにも食べてください


そう言ってる様な気がしてならないんだけど…。


「大丈夫だよ。
ミニスカにつられて手を出す相手なら、麻衣の方からフッちゃいな?
それ見ても、手を出さず、大事にしてくれるなら、本物だよ?」


何か、リトマス紙みたい…。


「ほら、待ち合わせ場所まで、一緒に行ってあげるからさ?」


「うん。」


不安な心に、少し陽が射した。


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