どスケベなアイツ
「着いたで?ここやねん。」


「キレー……。」


満天に輝く星と、宝石をちりばめた位にキラキラ輝く風景がマッチして、おとぎの国に舞い込んだみたいだった。


エンジンを切ると、シン…と静まり返った。


「ここな?一回麻衣ちゃんと来たかってん。」


夜景を眺めながら、ポツリと呟いた。


「連れて来てくれて……有難う。」


「いえいえ。気に入ってくれたんか?」

「はい…。」


どうして、そんなに静かなの?


いつものテンションどうしたのよ…。


こんな時に、優花の言葉が頭に浮かぶ。

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