どスケベなアイツ
「いきなし、襲いかかられたらどうしょうとか思うてたんやろ?」


「何で…?」


「そんな顔しとったから。男ってな?
確かに、好きな女の子と一緒におって、チャンス有ったら、ものにしたい思うで?
せやけどな?
好きな女の子が嫌ならしたぁないねん。
泣かしたくないねん。
でも…。」


「でも…?」


その言葉の後、フワリと抱きしめられた。


全然嫌らしくなく、お父さんに昔抱きしめられた様な、懐かしさ、安心感の混じったハグ。


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