ミズキカロリー
はやく行こう。
 確かにゆきみは制服のミニスカートを脱がされていた。
ゼブラ柄のパンツに手がかかると思った瞬間、僕は大声で叫んだ。
「ゆきみ、はやく来い!」
「うん」
涙でぐしゃぐしゃになったゆきみはやっとの思いで立ち上がり、やっとの思いで近づいてきた。
ミニスカートをもって。
僕はそんなゆきみをどうサポートしていいのかわからず、そのままいったん公園のベンチにすわった。
 あたりは真っ暗でなにも見えやしない。それも人が僕ら意外いないということもあるが。
ゆきみは、ゆっくりミニスカートを折ってはくと、口をひらいた。
「あの・・・さっきはごめん。あたし、あたしぃっ・・・」
またしてもレイプのことを思い出したのかゆきみの顎からしたたり落ちそうな滴を僕は静かにふきとった。
「別に無理して話さなくてもいい。だけど、ゆきみがそこまでレイプを嫌がったのは初セックスを・・・誰かにしてもらいたかったんじゃないのか?」
しばらく沈黙が続き、ゆきみはやっとの思いで頷いた。
「・・・うん。そうだよ。あたしはミズキと初セックスしぃぃっ!」
僕はゆきみに飛びかかった。
「そんなこというと襲うぞ」
「お願い」
「でも僕の家で・・・だけど」
「家族たちは?」
「みんな旅行」
「わかった」
とにかく、とにかくゆきみを襲いたかった。
ただそれだけの思いで家に招くことになるとは、思ってもみなくて僕自身驚いている。

「あ・・・ッ」
「大丈夫、やさしくする」
ゆきみの唇にそっと唇をはわせる。
何度も何度も角度を変えてゆきみの唇に深く刻み込んでやる。
歯をかちわって、舌を購入させた頃に、ゆきみは体をむずめかせ、もがいていた。
「ん・・・ふぁッ・・・!」
胸をもみほぐし、首筋を舌でたどっていくと、毎回感じて自分の欲全てをうずめかしているゆきみがしょうもなく可愛い。
「・・・可愛い」
「えっ・・・?」
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