彼とアタシの1週間
「次の英語の授業で使う
日本語訳もらった。
その代わりにお昼、
アヤコ貸し出すって約束」
「はあ?」
日本語訳と引き換えに
アタシを・・・!
「まぁええやん?
アヤコ、西院くんのこと
好きなんやろ?」
「何勝手なこと言うてんの!」
アタシは真っ赤になって答える。
「はい!
じゃ、いってらっしゃい!」
チヨコはそう言ってアタシが
片付けかけていた
弁当箱を取り上げて
彼女が代わりに片付けはじめる。