俺様とあたし。
これを聞いた静磨は不思議そうな…怒ったような顔になり、羅那を見つめた。


静磨「は?俺様のもんになれるんだぞ」

羅那「ご め ん だ ね」


嫌味ったらしさ全開で言う羅那。


静磨「俺様だぞ」


羅那「俺様だろうがどなた様であろうがごめんです」


つかまれていた手を無理矢理放す。
そしてプイッと静磨から顔を反らした。

静磨「…よし、きーめた」


顔を反らしていたので表情は分からなかったが、なんだか楽しそうな声だった。

羅那「は、何を」


静磨は羅那に、ずいっと顔を近づけた。

静磨「今日からおまえ俺様の女な」


羅那・百合「はい!!??」


百合は解凍されたらしく、一緒に叫んだ。


羅那「だから、誰かのものになんか」


百合「羅那は私の友達ですっ!あなた一人のものなんて許しませんよっ!」


百合は必死になり、怒った表情で言う。
しかし、30センチ近くありそうな身長差で、迫力は消えていた。
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