半分の恋~Half of love~
「おばちゃん、肉うどん大盛りで急いで!」
「あいよ~」
肉うどんを食べているとき衝撃的なものを見てしまった。
「ちょっと離してよ、もうちゃんと別れたじゃん?」
「オレはそんなの納得してねぇ!」
ぼくは唖然としていた。
さゆりと見知らぬ男がしゃべっていた。
もちろんぼくのはしは止まっていた。
「わ…私は他に好きな人ができたの。だから帰ってよ!」
「誰だよ、そいつ」
「関係ないでしょ。言ったからってどうなるの?もういい加減にしてや」
男が黙って帰っていくのをぼくはただ見ることしかできなかった…
ぼくはさゆりに気付かれないようにそーと持ち場に戻った。