半分の恋~Half of love~
山田だった。



本名は井上 明なんだが中学の時なぜか山田と書いてあるジャージを着ていたことからこのあだ名が決まったのだ。



そんな山田はほっといて教室へと急いだ



なんか今日は会って話せる気がしたからはやくいきたかったんだ



(ガラガラー)



でもそんな僕の期待とは裏腹に、教室の空気はいつもと変わらなかった。



「ハハ…バッかみたい」



と不意に聞こえてきた女子の会話が今の僕の気持ちと被ったんだ。
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