28人のメロディー~吹奏楽部での青春~
次の日の昼休み


吹奏楽部は何故か強制的に音楽室に呼ばれた


「なんだよ~貴重な休み時間なのにさあ」


あたしは一人で文句を言っていた

別にたいした用事じゃないくせにさあ…


ガラッ…



ドアが開く



そこには憎たらしい高橋先生の姿


「こんにちはー」


みんな一斉に先生にあいさつする


あたしは目も合わさずにあいさつもしなかった



「今日みんなに集まってもらったのには訳があるの…」

高橋先生は静かに言った



そりゃそーだろ


訳がないきゃ集まりたくもないっつーの



「私ね…みんなの指導出来ないわ…」







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