シスコン上等!

荒い息を吐きだしながら

モモの教室に辿り着くと、

顔を真っ青にした下っ端が俺を待ち受けていた。



「ボケっとすんな!早くモモの所に連れて行け!」

「はっ、はい!総長こっちですッ!」



俺の先を慌てて走る下っ端の後頭部を睨みながら、

頭ン中が真っ赤に染まっていくのが分かった。



あー、やべぇ。

病院送りだけじゃ済まなさそう。



久々に覚醒していく脳味噌。



今日の俺は加減なんかしてやんねー。

ソイツ、マジぶっ殺す!!!
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