シスコン上等!
俺の目の前に立つのは、
三年のクセして見たこともねぇ野郎だった。
白金にところどころ黒のメッシュが入った髪。
顔もムカツクことに上ランク。
こんな目立つ野郎、知らないワケがねぇ。
「は?告白するのにオニイチャンの許可がいるのかよ?」
うわ…。
コイツ、遥と同じ属性だ…。
俺の苦手なタイプ!!!
しかも俺がすげぇ睨んでるのに、
コイツは一歩も怯まない。
そこら辺のバカと同レベルじゃねぇな…。
言うなら俺や遥と同じニオイ。