シスコン上等!

その後、下っ端にモモを教室まで送らせて、

俺と遥は屋上にいた。



「…あのクソ野郎、遥の知り合いか?」



あぁ、今思い出してもムカつく!



俺はイライラしながら煙草に火を点けた。



「知り合い、っていうか…。千鶴も知ってる奴だよ。」

「あ!?あんなムカつくヤツ、初めて会ったっつーの!」

「ちょっと耳元で叫ばないでよ、汚い。」



嫌顔全開の遥に罵られて、

行き場のないイライラを解消するよう

煙草のフィルターを歯で噛んだ。
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