薔薇の王女
「そのお腹の子の父親は…私の父上ですか?」
私は震える声で聞いた父上の子であってほしいと願いながら
沈黙が訪れる
お互い何も言わない
風の音だけが聞こえていて
「いいえ…この子の父上はウィリアムです」
私は震える声で聞いた父上の子であってほしいと願いながら
沈黙が訪れる
お互い何も言わない
風の音だけが聞こえていて
「いいえ…この子の父上はウィリアムです」