薔薇の王女

その流れる血は

アメリア様がこの城を発ってから数日が経ちました

アメリア様の屋敷はこのイギリスの首都ロンドンから一週間程かかります、なので後2日もすれば着くと思うけど

私は自分の気持ちにモヤモヤしながら自室にいて本を読んでた、全然頭には入ってなかったけど

「お母様とあんな別れ方をしてしまった、私はただ寂しかった。そのお腹の子にお母様をとられたように感じたから」

う~ん、今度会う時に謝らないと

このままじゃよくないよね






「た・大変でございます!!!!」

バァンと扉を開ける音と同時に誰かの声が響き渡った


「何事ですか!?」
近くにいた侍女が聞くと

「すぐに…すぐに陛下にメアリ様それに家臣達を集め下さい!!護衛隊にも…」

その男は確かアメリア様のお供として発ったはずの一人

なぜそんな傷だらけの身体をしてるの?



いったい何があったの?
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