薔薇の王女
ここは…?
私は目が覚めるとベッドにいた、でも見たことのない部屋で少しびっくりした
すると誰かと話してた私の侍女の一人サシャが
「クレア様?お気づきになられました?お加減の方は?」
「ええ、なんとか大丈夫です。サシャ私は何でベッドに?」
そうサシャに問いかけると少し目を伏せ
「先ほどアメリア様の死の報告時に気を失われました、そしてアイク殿に運ばれてこの部屋で休んでいただきました。」
「アメリア様の死………ああ!!」
先ほどの出来事が頭の中をよぎる。アメリア様が!お母様が何者かに襲われ殺された。
「ああ!!お母様!!!」
私はどうしていいか分からず叫んだ。シーツを掴む手にも力が入る。
どうしてお母様が殺されなければいけないの?
ねえ、誰か教えてよ!!
「クレア様落ち着き下さ――「落ち着いてられるわけないでしょ!!」