薔薇の王女

部屋に沈黙が訪れる
私はシーツをかぶったまま考えてた。何故かな？この方に言われると安心する。やっぱり騎士団長なのか言葉に重みがある。
私はかぶってたシーツを脱ぎ正面を向いた。アイク様は膝を付き頭を下げたまま
「アイク様？頭を上げて下さい。本当に捕まえてくれますか？信じてもいいですか？」

アイク様は顔を上げその蒼き瞳で真っ直ぐ私を見て

「アイクとお呼び下さい、必ず捕らえます。わがイギリス騎士団の名にかけて。」

「ありがとう、アイクに言われるととても安心するわ。」

私はぎこちないけど笑顔でそう言った




「似ている…」


「え？何か言った？」

私がそう聞くとアイクは急いで目を剃らし一礼して部屋から出ていった