薔薇の王女
フォルカから繰り出される攻撃を全て受け止め、僅かな隙に一撃を加える。

アイク殿の強さは人並みじゃない、一つ一つの一撃が速くまた重かった。フォルカの次の動きが分かるのか、その前に攻撃を仕掛ける。

「な…お前何者だ、俺が一撃も加えられないなど…」

ずっと剣を振り回して攻撃をしていたのでフォルカは息が上がっていた。顔には焦りの表情が出ていた。

「お前には俺は倒せん。これ以上犠牲者を出すわけにはいかん、次はこちらから行くぞ。」
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