薔薇の王女
俺は倒れる男を起こそうと肩に手を置いたら

「くっ、くっ、くっ、これで勝ったと思うな。俺たちの主は更に罠を張っている、俺たちは所詮捨て駒よ。あの方は大きな狙いがある、だから俺はお前達を道連れにしよう!!」

そう叫ぶと何か服の中でピンと鳴った。

「セシル!!逃げろ―――」

「こいつ!くそっ!」

「はははははは」


ガァァァァン!!!
激しい爆発音と共に俺は吹き飛ばされ意識を失った…
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