薔薇の王女
今中にいるのは私と神父様の二人だけ、神父様は気を使ってくれて私が祈りを捧げる時は一人にしてくれた。




そのほうがいい

泣いているところを見られたくなかったから



窓のステンドグラスが太陽の光に当たり幻想的な輝きを放っている、聞こえるのは風の音だけ。

私は胸に手を置き静かに祈った

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